2023年武蔵野市長選・市議補選特設サイト
住民投票制度
立候補者アンケート
松下玲子・武蔵野市長(当時)は2023年11月、国政に挑戦すると突如表明し任期途中で市長職を辞任、急きょ市長選が行われることになりました。市議の小美濃安弘氏と笹岡裕子氏が市長選に立候補するため辞職したため、市議会議員の補欠選挙も実施されます。
松下氏は市長在任中の2021年12月、市議会に住民投票条例案を提出、市内外で大きな議論を巻き起こしました。条例案は反対14、賛成11で否決され廃案となりましたが、松下氏は「住民投票制度の制定に向けて取り組む」と明言。制度の制定を前提として論点整理をする有識者懇談会を23年7月から始めました。住民投票制度については今後も市政の重要な論点であり、住民投票制度が「住民参加」につながるのか、さらには「住民参加」とは何かを巡る根本的な議論が必要です。弊会では市長選と市議補選の立候補予定者のみなさまに住民投票制度に関するお考えを伺うアンケートを実施しました。当ホームページで結果を公表いたします。
弊会から立候補予定者に送ったアンケート内容
1.令和3年12月の市議会で否決された住民投票条例案の問題点について(3つまで複数回答可)。
①問題点はない
②常設である
③武蔵野市の権限外の事案も対象となり得る
④投票に掛けるか否かの最終的判断が市長の判断に委ねられている
⑤投票運動に対する規制がなく、票の買収など公正性が損なわれかねない
⑥投票率が50%に達さず投票が成立しなくとも結果を公表する
⑦外国籍住民に投票権を与えている
⑧その他(具体的に御願いします)
2.住民投票制度を規定した自治基本条例の第19条との関係について。
①現行の規定に基づき、住民投票条例を定めるべき
②規定は存置するが、住民の理解が得られるまで住民投票条例の制定を棚上げすべき
③住民投票制度の是非を改めて検討した結果、必要に応じて削除・改正すべき
④住民投票制度は不要であるから、即座に削除すべき
⑤その他(具体的に御願いします)
3.松下前市長が設置した有識者懇談会での議論について。
①評価する
②評価しない
③ その他(具体的に御願いします)
4.住民投票制度に関する御意見を御自由にお書き下さい。
武蔵野市長選挙の立候補者
オミノ安弘氏(無所属・自民、公明推薦)
設問1
③、④、⑦
設問2
③
設問3
③論点整理自体は問題ないが、行政からのみ出された課題について論点整理を行うことには疑問を感じる。住民が何を問題としているのかということも併せて課題として論点整理を行わないと、後々問題が発生すると考えます。
設問4
市内を分断した令和3年のような事態は二度と起こしてはならない。廃置分合以外、市内には立法事実が見当たらないので、住民投票の議論は一旦凍結することも考えることが必要。
笹岡ゆうこ氏(無所属・立民、共産、れいわ、社民、武蔵野・生活者ネット支持)
設問1
⑧本市において、提案された案が議会や市民の支持を得られなかったことは事実として受け止めています。
そもそも1票差で決めるようなものではないと考えます。
今後は十分な時間をかけて議会や市民との熟議を重ね、多くの支持を得られる形での制定が必要であると考えます。
市の歴史や現況も踏まえ、武蔵野市にとってより良い形を模索していくことが大切です。
設問2
⑤基本的には、市議会の全会一致で制定された自治基本条例に基づいて住民投票条例を制定すべきと考えます。
設問3
①私も傍聴をしており、興味深く聞かせていただいております。有識者懇談会の議論は専門的ながらも 武蔵野市の歴史、現況を理解していただいた上で論点整理を行なってもらっています。
その報告を受け、市として市民によりわかりやすくした論点をもとに、十分な時間をかけた市民や議会との熟議が必要です。
設問4
歴史的に、全国各地で住民投票という手段に訴えざるを得なかった市民の皆さんがいらっしゃったということは住民自治、市民自治という観点からしっかり考えていきたいです。
要件に関しては、十分な時間をかけて熟議を重ね、合意形成を経た上で、議会や市民の多くが支持する形での制定が必要だと考えます。 拙速や強引にではなく、十分な熟議が必要です。
武蔵野市議会議員補欠選挙の立候補者
山崎たかし氏(自由民主党推薦)
設問1
②、⑥、⑦
②から⑦すべてが問題ですが、3つならばこの3つが特に問題と感じています
設問2
④
設問3
②
設問4
住民の負担、財政の負担が大きい住民投票条例を作る必要はないと考えています。
やなか竜雄氏(無所属)
設問1
⑦
設問2
③
設問3
②
設問4
投票権を、外国籍住民に付与せずとも共生は十二分に可能な筈。必要性が全く感じられない施策を無理矢理作ろうとする意図が理解出来ない。
鈴木なりさ氏(無所属)
お問い合わせありがとうございます。
私自身、多世代に渡って居場所作りやちいさな声を届ける政治をつくりたいという思いで、現在政治活動をしています。
そのためご提示いただいた住民投票条例案の問題点についてを中心に訴えているわけではありません。
ご意見を頂いた件ついてはじっくり考えてご回答したいところではありますが、 回答期限も短いこともあり、今回はご回答はご遠慮させていただきたく思います。
まずは私が目指す「一人ひとりに居場所があるまち、武蔵野」を目指し、 取り組んでいきたいと思いますのでご理解の程よろしくお願い申し上げます。
お断り
ご回答の掲載順は当会に返信をいただいた順としております。
なお、市議会議員補欠選挙に立候補する菅源太郎氏(立憲民主党公認)は、菅源太郎事務所にFAXでアンケートをお送りいたしましたが、12月16日時点でご回答がございませんでした。ご返信いただければ当ホームページにて掲載いたします。引き続きご回答をお待ちしております。
武蔵野市議補選に立候補した村上あき氏、ますだ玲子氏には事前にアンケートをお送りできていませんでした。大変申し訳ございません。ますだ玲子氏には17日にメールにてご送付いたしました。ご回答お待ちしております。弊会は17日時点で村上あき氏のご連絡先を存じ上げず、アンケートをお送りできていません。こちらのホームページなどご覧になりましたらご連絡いただけると幸いです。
お願いとお知らせ
いただきました回答は原則、そのまま掲載しておりますが、掲載内容がご回答内容と違うなどございましたら下記のメールアドレスまでご連絡ください。
[email protected]
2023年4月の武蔵野市議選の立候補予定者へのアンケート結果はこちらのページに再構成して掲載しています、